Office Arganza

A Diary

2023-05-23 13:25:00

タイムトリップ時代劇

スベクヒャンや緑豆、ヘチだとか奇皇后だとかについて前に日記に書いて以後も、延々とほぼ絶え間なく見ている韓流時代ドラマ。全部書いているとキリが無いのでやや久しぶりに。というのも、最近感じている(&Infoに書いたりショップに反映させたりしている)「男性性・女性性のバランス」(個人の中でも。エネルギー面の地球規模でも。)というテーマと少し通じるものを感じた作品を最近ちょうど見ていたから。

『哲仁王后〜俺がクイーン!?』

馬鹿馬鹿しそうなタイトルやサムネイルや予告編でも、見始めるとそのうちシリアスな部分が出て来て、深い傷やトラウマなどが繊細な演技とともに表現されて、問題がちゃんと解決されていく流れも見えて来て、いつしか最初の馬鹿馬鹿しさを忘れている、というのが韓流ドラマの(現代ものでも)お決まりであること、もう学習しているので、しばらくいかにも現代風キラキラ系?コメディ系時代劇の印象のサムネイルを静観しつつ、ある日、思い立って見てみた。かなり良かったですヨ。おすすめ。

 

凄く斬新な脚本、よく考えたなあという感じだけど、現代の成功してナルシスト気味で女たらしの男性が、李朝の女性と魂が入れ替わってしまう。正確には、どうやら入れ替わってはいないようで、その体に宿ってしまった、という感じ。これはただひとえに主演の女優さんの演技力に拠ると思うけど、その点ではほんとに素晴らしい。最初は「まさか?」と思ったけど「青い海の伝説」や「彼女は綺麗だった」などのドラマで脇役(少女っぽい女性)を演じていたシン・ヘソンさん・・エイジングもしてないし、演じ分けの力凄い。 

最終話、主人公の男性の魂が、李朝の王妃から抜けて現代で意識不明になっている自分の肉体に戻った時、視聴者としてまったく違和感がなくて、今までずっとその人を毎話見ていた、という感覚がしていて。姿や声がかけ離れているのに、ある意味「同じ魂」になっていて、女優さんが余程、その俳優さんの(出番が少ないので「特別出演」扱いらしい)研究をしたのだろうなと思った。。

 

そんな雑感は色々とありつつ、言いたかったのは、李朝の宮廷時代劇のお決まりのパターン、問題のすべてが起きている世界の中に、『現代の成功してナルシスト気味で女たらしの男性』が、王妃として存在することで、問題がどんどん解決していく。幼い頃の壮絶な記憶、トラウマを抱えて、ギリギリの状態で重臣たちの陰謀と静かに戦いながら王座についている王様が、癒され解放されていくのと、魂が入れ替わる前にその王妃である女性と王様は敵同士のような状態だったけれど、「彼」によって敵対する両勢力の拮抗状態に変化が起きていき、お笑いを交えながら(笑・ほんと面白い)政治も動いていく。

 

宮中は常に女性同士の感情と、政治に関わる男性たちの権力欲で、戦場のような場所だろうと思う・・ 「オレが?!」という人が舞い降りたことで、お決まりの世界で、お決まりの問題が渦巻く世界に変化が起きる。中身がつつましい女性であった頃には王妃をあまり好きではなく政治がらみで敵視していた王様も、中身が「オレ」に(笑)なってから、「変わってるなあ」という驚きの連続がいつしか、「好」に変わっていく。

遠巻きにこのドラマは「ブロマンスのすすめ」なのかしら・・と、お茶の間では呟いていた。とはいえ、王妃の中に宿った「オレ」はまったくその気はないものの・・かつての王妃自身は王を恋慕っていたことにより、肉体感覚?肉体の意識が作動して、何やらおかしなことになっていく(笑・乙女ゴコロ?の芽生えに抵抗する様子の面白さが絶妙)。

 

男っぽい問題が凝り固まっているような場所では、女性的・右脳的感性の面で新鮮な風を入れて。逆に、女っぽい問題が横行しているような場所では、男性的・左脳的な方法で当たってみると、閉塞した状態に風穴が開いて、物事が流れ出したりするものだ。個人の中でもこれは同じで、自分自身に起きる問題のパターンや、苦しみやストレスに苛まれてしまいがちなテーマに、いつも「自分らしい」方法で模索したり、同じ方法で繰り返し処したりしていても、なかなか、状況はよくはならない。

自分の「かたより」を探して、見つけて、バランスをとる方法や改善策や、改めるべきポイントなどを拾って、実行に移していくと、困りごとから抜けていけるだろうと思う。自我で固まってしまっている頭、思考回路や感性に、違った角度や違った種類の風を当てる。自我に変化を起こす、常に解決のカギはこれしかない。

問題が起きる時、課題を抱えて進めなくなっているような時は、「バランスを修正する」チャンスが巡って来たと思えば、ポジティブに事に処していける。

チャン・ボンファン(王妃の中に宿った「オレ」)が現代の自分の体に戻った後もきっと、(作品では描かれないけれど)パーソナリティに大きな変化が起きたのだろうナ、と想像すると微笑しい。

 

「オレが!?」と歌っている主題歌が最高。序盤の数回ではエンディングに流れます。

Youtubeで第一話は無料で見れるようです。

:https://youtu.be/gh3ltnIHboI

 

タイムトリップする韓流時代劇、たくさんあるけれど・・

「屋根部屋のプリンス」「信義」「イニョン王妃の男」を見ましたが、どれも見たこと、時間を費やしたことを後悔することなく、面白いドラマでした。

前にもメインブログに書いた「トッケビ」や、「青い海の伝説」、そして「サイムダン」など、現代と昔を行ったり来たりする作品もよく出来ていて、現代ドラマと時代劇と、両方の要素が楽しめるので良いですネ。

Love and Grace