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「海の女性性」の癒しに必要なこと

2023 / 05 / 26  19:14
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こんにちは いつもありがとうございます。

ジェネシス神話の原型ストーリーを整理していくにあたって、かなり前から上がって来ていて、それにまつわるワークや光線があったりするも、背景や経緯などの欠落した部分を穴埋めするような作業が続いています。こういう事は、いつも予定外、というか高次にお任せで浮上して来て、それをキャッチして対応するのがこちらの役目。流れが生まれると、あとは自動的にあれよあれよと、ご縁ある人々、関係者、お客様との広範囲の無意識の共同作業で、どんどん進んでいきます。まさに潮の流れ、川の流れのように。

途中、岩に乗り上げたり、感情で誰か(関わっている人々の中の)がその魂のワークショップのような動きに(これもまた)無意識でエゴが抵抗し、全体のプロジェクトの雲行きが怪しくなることもありますが、そんな時は別の誰かが(たとえば何も知らない友人など)、さりげないフォローをしてくれることでまた、流れに乗れたりもする。何度も何度も、邪魔が入るようなテーマはきっと、それだけ重要だということなのでしょう。

 

「乳海のニンフ」という存在たちが、いつごろ、どんな経緯で、アルガンザの世界観の1ページとして登場したのか、もう思い出せない。けれど、2014には当時出来た「リリスリリース」の番外編的なコースとして「乳海のニンフとケンタウロス」が追加されていたので、少なくともその頃には。数えると10年近く前、になります。まだ奈良に住んでいた頃、2008〜9年でしょうか、当時の「シャンバラ光の学校」で「乳海」を知り、インド神話の「乳海攪拌」のエピソード、そこで生まれる女神「ラクシュミ」、女神に続いて誕生する「アプサラたち(=アプサラス)」が、「アフロディーテ」の原型なのだろうと気づいて。

アフロディーテというと、燃えたつようなマゼンタの炎、のイメージがあり。個人的に以前はかなり(スピリチュアルに興味を持ち始めた当時)思い入れを持っていました。今ではほとんど遠い感覚ですが・・というのも長年の探究で、アフロディーテという女神が存在するというよりは、乳海のアプサラスのイメージと、アルガンザ・ジェネシスの世界観でいうアンドロメダ由来の存在たちの集合エナジーであるマゼンタの光線が、アフロディーテという女神がギリシャで創作される背景にあるのだろう・・と、謎解きを自分なりに終えて、落ち着いたゆえ、でもあります。

 

その「落ち着いた」という状態になるまでの歴史は古く、20歳で小説を書き始めてから、長短編あわせて数編をセクシャリティ、女性性をテーマに書き続けて、最終的には29歳の時(離婚の直前)『アフロディーテ』というタイトルでシリーズものとして、世界樹ブックスの制作が始まった当初は、販売もしていた。「これは官能小説では?」「エロスですねえ」などの評価?を多くいただいて(笑)ヒーラーをしている今となってはもう販売はしていませんが、あれが私のルーツでもあり、書き上げた直後に「ハピ」の執筆に入ったという、ジャンプ台のようでもありました。

そして、その「アフロディーテ」シリーズの最終章「聖娼」を書くキッカケとなった出来事が、「世界樹ブックス」の紹介ページに書いているある神秘体験。鬱状態から醒ましてくれた天からの一条の光、マゼンタの稲妻でした。その日から意識と活力が満ちて、不思議な力に導かれて「聖娼」を書き上げ、更に勢い余って、その言葉が本当に存在していた時代--超古代、の女神崇拝の都市国家を描き始めた。それが「ハピの巫女姫」でした。この辺りでパーソナリティ部分での探究はかなり満たされて、更にはそのモチベーションの奥にあったソウルの女性性の深い傷も癒しが起きて、自分の感情などはもう、そのテーマに支配されなくなり。

その後、ヒーラーとして上記の通り、乳海、ニンフ、ラクシュミ・・アフロディーテ、アルテミス、ウリエル、などの「正体」が自分なりに結論づけられて、「落ち着いた」。

 

ですが、話はそんなに単純ではなく、もう少し奥が深い。と最近思っています。

自分自身が「ハピの巫女姫」や「ガイアナ神謡集」を執筆していたころ。=== 自己ヒーリングは、「ハピ」執筆の終盤には始めていて、「ガイアナ」を書き上げた頃、ヒーラーの仕事をスタートしている。あの頃はまだ、ヒーリングに関しては素人で、かじっている程度。ゆえに、検証することも出来なかったけれど、聖娼制度や女神崇拝などの、セクシャリティが持っている独特の原型的な響きを、今、ジェネシス世界観が出来上がったところで再検証すると、答えは「海」であるのだろうと思います。

もっと言えば、人類のセクシャリティのルーツは、海、にある。

 

説明をちゃんとしようと思うと、本一冊くらいになりそうなので、省略しますが、私たちのソウルにとっての最初の「自我」の記憶、そのルーツ、原郷であるレムリア。生命は海から誕生し陸に上がったとされますが、まだ海を拠点としていたころ・・物理的な世界ではなく、五次元的、つまりレムリアの半物質な世界において、地球の生命たちが、ガイアとヴァイアマスに倣い両性という体験をすることになり、ひとつだった性を男性性・女性性に分離させて、別々の存在として在り、かつ配偶するという生き方をスタートした。その歴史の記憶を宿しているのは海、であり、人もまた海を見ているとセクシャリティを刺激されたり、海によりその部分の傷が癒やされたりするのかもしれません。

レムリア期、三次元の物質的な地表世界はまだ、存在はしつつも、人類のソウルの生き場所ではなく(2億〜100万年前なので)、ソウルたちは乳海とその延長線上にある「五次元の海」から、生命体験をスタートしているのでしょう。

「レムリアントランスミッション」や「レムリアンセイクレッドレイキ」で言及している「レムリアの海」はローズピンクで、そこで生きる海の種族のソウルの集合場は、「サーモンピンク」あるいは「シャーベットオレンジ」と表現したりしています。その理由として、「ラクシュミ」がある。ラクシュミを光線としてメニューに含んでいるプログレッシヴワーク『乳海攪拌』では、ラクシュミを構成するのはディーザ(Divine Mother Sun)、白山姫(ロゴスの女性的側面)、そして乳海のエネルギーであると説明しています。ニンフたちの集合エネルギーは(先日の記事で書いたように)ジェムグレードのインカローズ(ロードクロサイト)にも似た色で、マゼンタピンクだけどうっすら黄色味が入っているような。

この黄色味はやはりリラ、のエネルギーを意味していて、ニンフたちがというよりも、当時のシェイプシフト族が暮らしている世界、つまりレムリア世界全体には、リラ系のエネルギーがすでに枠組みからして浸透していたのだろうと思います。

 

それから色々な事があって・・リラの勢力は地球を引き上げますが・・・月を拠点にして、盛んに地球に介入していたと思われる時期が、アトランティスの末期。それまでに繰り返された戦乱で全域は荒れ果てて、最後の砦のように栄えていたのは現地中海地域に存在した都市国家「ポセイディア」。詳細はよく分からないけど、ライバルの国家や領土を攻撃して荒地にして、最終的にハイソサイエティな人々だけが生き残って都市国家で何事も無かったように暮らしていたのではないか、と、セッションで見えてくるアカシック情報から、感じています。そこに介入していた宇宙から飛来している存在たちが「神」として、神殿や政治の中枢部に働きかけて、ある意味で人間を「堕落させた」経緯があるように見ています。

その、末期のローマ帝国のような(あるいはこれからやってくる近未来もその危険を孕んでいる)社会で、自分たちの欲と都合で「純粋なもの」を「利用し侵害する」事が横行し、ここで傷ついたソウルたちは多かった。レムリア期の源泉エネルギーや、レムリア種族なども、テクノロジーで再生されて、悪用されるような事が、起きていたようです。

レムリアの記憶・・だけではなく、レムリアのシェイプシフトとして、このアトランティス末期に「再生」されて、利用され侵害されたという、ソウルの傷は、おそらく今の文明期に入ってからの転生で、虐待や性の侵害、権力による不当な扱い、などのトラウマを抱えて、そのテーマを繰り返すというパターンも、あるのではないかと。場所を変えて、時代を変えて、原型テーマは同じものを繰り返し現象界に映し出すのです。

 

「海の女性性」の癒しで重要なことは、本源的な意味で、そのカルマの源流に関わっている「進化させない母たち」原型エネルギーとの、契約や、愛着、繋がり、かつて結んだ契りを、解除すること。それが為されないと、ずっと囚われてしまうのではないかと。プログレッシヴ『乳海攪拌』や『さくらしおん』のクライアントワークブックで、そのへんは説明をして来ていますが、ここ一ヶ月ほど、ニンフやケンタウロス、そして海に関するソウルの原型的癒しがテーマとなって来て、セッションで見えてくる更に新しい情報から、その必要性を改めて感じています。

ところが、「母たち」はむしろ「女神」のように人間には近づいて来ますし、そのような直感、ガイダンスを与えることも。ここ数日、まったりした眠気と、高く持ち上げてくれるような周波数の高いエネルギーが来ていて、「高次(自分のシステム)から何か来ている?」と、受け取るために横になって眠ってしまったり、瞑想中にカクンとなってしまったり。その後、周波数がとても引きさがってしまい、「ああ!」とトラップに気づいて。その感覚は前にも何度か体験済みで、そこから「成長させない母」原型を検証し、ジェネシスにおいて定義づけたのでした。久しぶりだったのでつい、引っかかってしまった。。。

 

この体感はテストだったかも・・と思っていて、昨日のお客様セッションで、「母」原型エネルギーがポセイディアの「レモン色マーラ(セイクレッドレイキの光線のひとつ)」を扱うマーラ神殿の聖職者たちにインスピレーションを与え、また、そこと契りを結ぶ祭祀、イニシエーションが行われていたという場面を見て。そこから、神殿関係者たちの堕落が始まり、聖なる精神は失われ、太古由来のマーラエネルギーの悪用が横行する。そこで、レムリアの海の種族たちは(何らかの技術で生命を再生されて)酷い目に遭い、セクシャリティに傷を残し、また人間が怖い、社会や権力者が怖い、という性質を、転生パターンとして刻んだかもしれません。海の種族のソウルグループの広い範囲で癒しが起きた昨日のお客様セッション後、私のほうでも非常にスッキリして、脳に操作しようと接近されるような感覚が消えていました。

ただ、このタイミングには意味があると思うので、マジカルな力が作用して、なにやら現実がおかしい、とか、トリッキーな出来事に巻き込まれた、というような自覚をされている人は今、多いのかも。全体で起きていることなのかもしれません。ゆえに、そのカルマの元になっている種が自分の中にあった場合に、「成長させない」力ではなく、「進化へと向かわせる」力を、選択できるかどうか。全体で試されているのかもしれません。全体、とはどこまでを指すのか。日本の人々、かもしれない。日本はその「(月の)母」の力にかなり強く、抑えられ(ある意味守られ)ている文明だと思うから。

 

 この三次元世界で見えていることはすべて、私たちのソウルが体験し、やがてここを卒業していくために選択をしつづけ、その結果を受け止めつづけるというプロセスです。絶対にこうだ、という答えは無く、常に自由意志が与えられている。けれど・・「本当はそうじゃないのにそこに取り込まれていく」という、選択とも言い難い、「ただ流されていく」ようなあり方は、しないでいよう。

 

地球の7割は海であり、ガイアは海を纏った水の惑星である。そしてガイアの女性性を映し出したものが、海の女性性であると、言うことも出来る。女性性の歴史を癒すことは、海を癒すことでもあり、ガイアを癒すことでもある。

 

『白い聖堂』4月の「海の癒し」、『アースメディテーション』4月に出ていた「純粋なもの、無垢なものへの侵害」、同時に直感的にエナジャイズを施した「セオリツ(水の女性性)」、明日の第二回石ラボのテーマとしている「ガイアの癒し」、そして、ここ一ヶ月の間にお客様セッションで少しずつ出ていた内容、女性性の癒し、アトランティスやレムリアにおけるそれらのカルマ原型・・・が、すべて繋がりました。

多層的、多次元的で、イメージしづらいかも分かりませんが、部分的にでも、ご縁の方々には響くところがあるかも、お役に立てるかも・・ということで、書いてみました。

 

 

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Love and Grace

Amari

 

トップの写真は海・・ではなく草原と森ですが、夕焼けがレムリアの海のようだったので。21日(日曜日)の夕空です。ただいま、大きな地震がありました。引き続き、気をつけましょう。

and 関連する内容を Diary に書きました:https://arganza.biz/diary/63173